歌集
今月11日に批評会があり、私も参加した。歌集はなるべく、批評会の前に自分の感想をブログにUPしようと思っているのだけれど、今回は間に合わなかった。今回は批評会で交わされた意見を受けての自分なりの考えを綴ってみたい(と思いつつ、もう2週間以上経っ…
実は今週末に「トントングラム」の批評会がある。その前に自分の感想を書いておきたい。 トントングラム (新鋭短歌シリーズ18) 作者: 伊舎堂仁 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 発売日: 2014/12/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見…
読んでおかなければいけない気がした。 鳥居氏の境遇のことにここでふれる必要は無いと思う。自分にとっても被暴力や病や薬や自死はそんなに遠い世界のことではないし、こんな時代に生きていれば多かれ少なかれ誰にもその経験はあるのではないかと思う。ただ…
我が師、黒瀬珂瀾さんの第3歌集。 1月には未来短歌会の新年会があり、その午前の部は昨年刊行された会員の歌集についてのシンポジウムだった。それで私も未読のものはすべて通読した。それがこのブログを始めたきっかけなのだが、この歌集についてはすでに…
野口あや子さんは「未来」の彗星集の方だ。お会いしたことはないが若い方だということは歌からもわかる。 かなしき玩具譚―歌集 作者: 野口あや子 出版社/メーカー: 短歌研究社 発売日: 2015/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 連作のタイトル…
短歌250首と詩13篇が収められている。標題作の「うずく、まる」も詩。 中家菜津子さんは未來の「彗星集」の方。「未来」誌上の作品もほぼ毎月、詩と短歌とで構成されている。 うずく、まる (新鋭短歌シリーズ) 作者: 中家菜津子,加藤治郎 出版社/メーカー: …
加藤治郎さんが学年主任なら、笹公人さんは隣のクラスの担任。でも選択科目の関係で笹先生の授業は受けられないのよねー、残念、みたいな感じ。 去年はNHKで「念力家族」がドラマ化されたのも見ていた。歌集の世界観がそのままドラマになるっていいもんで…
またわりとどうでもいい感じの、個人的な話をする。 私が短歌を始めたばかりの頃、最初に投稿してみたのが「短歌研究」の「うたう☆クラブ」だった。5首まで投稿できて、どうやら投稿すれば1首は必ず載るらしい。最初だったから載らないかも、と思いながらも…
大島史洋さんは批評会などでそのお話を聞く機会があるのだが、評の折々に近藤芳美はかく語りき、といったお話をされるのが痺れる。 それは岡井隆さんもそうであるし、良くないところをバッシバッシと評していくのは他の評者も同じだけれども、語り口のざっく…
このブログで取り上げる最初の歌集を、岡井隆さんの「暮れてゆくバッハ」にしようと思う。 暮れてゆくバッハ (現代歌人シリーズ) 作者: 岡井隆 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 発売日: 2015/08/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見…